浄血素材を使うことで、きれいな血をつくり、
滞ったものを流します。
女性特有の不調のある方におすすめです。
■きれいな血をつくろう!~よもぎとわかめとごま塩でナムル風おにぎり~
今回具材に使用した「よもぎ」「わかめ」「ごま塩」それぞれの栄養素や特徴などをご紹介します。
■よもぎ
よもぎは韓国のよもぎ蒸し、日本ではお灸のもぐさなどに使われています。
食物繊維が豊富でビタミン、ミネラル、葉緑素などを多く含んでいます。
葉緑素のクロロフィルは、蓄積したダイオキシンや残留農薬、有害金属などの有害物質を便と一緒に排泄し、取り除いてくれる働きがあります。
このように浄化機能が高く、血中コレステロールを低下させ、血液をサラサラにしてくれるので、アレルギーや高血圧などにも有効です。
また、血行不良から代謝が悪くなり冷えにつながるので、老廃物を取り除くことで、冷えがなくなり生理痛や生理不順が改善されます。
■わかめ
わかめには、女性に嬉しい効果がいっぱいの美容食です。
食物繊維を多く含むノンカロリー食品でありながら、カルシウム、ヨウ素、鉄、リン、カリウムなどのミネラルが豊富です。
ヨウ素は甲状腺ホルモンを作る材料となり、甲状腺ホルモンは子供の成長を促進する働き、新陳代謝を活発にする働きもあります。
また、エストロゲンの分泌を高めると言われているボロンが多く含まれています。
浄血効果も高く、韓国では女性が妊娠・出産すると、スープなどでワカメをたくさん摂取するという習慣があります。
■ごま塩
ごま塩は、浄血と造血作用に優れており、マクロビオティックでは玄米とセットで欠かせないものです。
炒った塩をすり鉢で力強く擦って粒子状にし、その塩で丁寧に擦った炒りごまをやさしく包みこんで、陰陽バランスを整えたものがごま塩です。
ごま塩はミネラルを多く含んでいるため、玄米に不足しているカルシウムを補ってくれます。
ごま塩は止血効果があると言われており、けがなどで出血した際に飲んだり、三年番茶に溶かして飲むと生理痛にも効果があります。
ただし、ごまと塩の割合は、年齢・性別・環境などの個人の状況によって変わります。